大ばばと小ばばのダブル介護と主夫日記

70年代に15から25を過ごしたリタイアおじさんの要介護の母と妻ダブル介護生活

33回忌

父が亡くなって32年経ちました。命日に弟夫婦と息子とで僧侶を墓前に呼んで33回忌法要を行いました。

父は次男で、うちには墓がありませんでしたので、父が死んで長男の私が建てました。死んだ本人は埼玉の田舎に葬られるのは本意じゃなかったでしょうね。奈良が好きでしたから。でも、近くで頻繁にお参りできる方がよかろうと市内に建てました。

亡くなって以来、母が動ける間の30年は一度も欠かすことなく、月に一度墓参りをしてきました。この墓は、いわば、母のために建てたようなものですね。

母が入院したあとも毎月私が参っていましたが、妻の状態が悪くなり介護に忙殺されるようになってからは、春秋のお彼岸、盆暮れ、命日以外は行かなくなりました。ま、それでも5回は行ってるので許してほしいと思うところです。

それに、毎朝、仏膳をあげていますしね。

 

ですが、こういうことも私の世代までだなと思います。墓の今後の管理について、共同墓地に移すことも含めて思案中です。

お墓は、亡くなった人のことを思い出す生きてる側の人達のためのものだと思います。そうやって毎月欠かさず墓参りしてきた母(大ばば)ですが、お父さんと同じ墓には入りたくない、というようなことをつぶやいたことを記憶しています。まあ、たしかに大変な父親でしたからね。そういうこともひっくるめてどうしようかなと思うものです。

今日、大ばばの面会(いまだにタブレットです)に行って、33回忌やったよと伝えましたが、わかっているのかどうかはわかりませんでした。

一周忌や三回忌にたくさん集まってくださった親類縁者も私より年上はほぼほぼもういなくなっています。次の順番が近づいてきました。

自分自身は、死ねば元素に分解されて散ってそれでおしまいと思ってますので、墓も墓参りも年忌法要も、自分側としては不要と考えてますが、残った側がどうするかはわかりませんね。