大ばばと小ばばのダブル介護と主夫日記

70年代に15から25を過ごしたリタイアおじさんの要介護の母と妻ダブル介護生活

帰りたくない

毎週小ばばに会いに施設に行ってます。週一の頻度を超えて面会はさせてくれませんので。

体調も良さそうで、平常食をとり、この施設ならではのリハビリもしてもらっているようです。立ち上がったり歩いたりはかなり困難なままです。もうこれ以上の回復は望めないでしょう。

ということは家に帰って暮らすのは厳しいということです。私の負荷が大きいであろうのはもちろん、本人の快適さというか彼女のQoLが施設より落ちてしまうであろうことは自明です。

とは言え、気持ちの問題があります。私もいろんな負の条件を考慮しても伴侶と一緒にいたい、世話をしてやりたいとの思いがありますし、小ばば自身が家で暮らしたいと思っているかが問題です。

昨日の面会で、「家に帰りたいか?」と聞いてみたのです。そうしたら、「ここがいい」との回答でした。本心を隠す、遠慮する、というような頭の回路は壊れていると思いますので、ストレートに今の施設の環境を享受しているんだなと思いました。

実際問題として、「帰りたい」と泣かれたらどうしようとの思いもありますので、肩透かしを食った感覚とホッとする感覚を同時に感じました。

「たくさんのスタッフさんが色々と面倒をみてくれてとてもありがたいので、ここにいられると安心なの」という本心を受け止めることにしました。それでも何やら可哀想な申し訳ない感覚は拭えないのですが。

昨年頑張った一次断捨離以降止まってましたが、帰って来れない前提で本格的断捨離第二弾を始めましょうかね。