大ばばと小ばばのダブル介護と主夫日記

70年代に15から25を過ごしたリタイアおじさんの要介護の母と妻ダブル介護生活

ついに施設

先月の入院は3週間に及びました。結果として何が原因でそうなったのかわからないままの退院となりました。

予想どおりと言うか、心配した通り、全く立てなくなってしまいました。それに食事もソフト粥の状況で、通常食に戻すのに時間がかかりそうです。自宅できめ細かくケアをするのはかなりきびしいとケアマネにも勧められ、退院してそのまま老健(介護老人保健施設)に入所となりました。

老健は、介護を必要とする高齢者の自立を支援し、家庭への復帰を目指すために、医師による医学的管理の下、看護・介護といったケアはもとより、作業療法士理学療法士等によるリハビリテーション、また、栄養管理・食事・入浴などの日常サービスまで併せて提供する施設です(公益社団法人 全国老人保健施設協会のwebより)』

先月の入院以来もう一月以上一人暮らしとなってしまいました。

 

実は、この老健入所は、今回の入院騒ぎの前に話を進めていました。というのも、最近、とみに足腰の衰えが進み、立つのも歩くのも怖がるようになっていました。なので、このままでは寝たきりになりはしないかと心配して、老健にしばらく入れてもらってリハビリによって少しでも回復できないかと考えていたのです。普通に家でみれるのに老健に入れるのはかなり逡巡していたのですがとりあえず予定に入れておいたのでした。

そんなところに今回の入院があり、家でみれないため否応なしに入居させるしかないとの判断に至り、上記の逡巡も吹き飛んでしまいました。3か月の枠でみてもらいますが果たしてそれで済むのか心もとなく思います。

面会に行ったら、髪を短く刈られていて、染めてももらえず、いかにも老人施設の入居者然となっており、不憫で泣きそうになりました。今までは、懇意にしている美容院にお願いして、私も付き添って、きれいにカットとカラーしてもらっていたのでその落差に驚きます。

施設は、今までずっとデイサービスやショートステイでお世話になっている施設なので、スタッフも顔見知りですし、本人の素直で朗らかな性格のためかみんなに可愛がってもらっているようでその点は安心です。

予定外にひとりの時間を与えられ、家で腐っていても仕方ないので、趣味の活動を活発化してさみしさを紛らわせています。

介護フリーになって楽になったという気持ちと介護しながらも二人でくらすのがさみしくなくていいという気持ちのどちらが勝っているのか、自分に聞いてみてもはっきりと答えられません。

ひとりになっても家事のルーチンをさぼらないように律していくつもりです。