大ばばと小ばばのダブル介護と主夫日記

70年代に15から25を過ごしたリタイアおじさんの要介護の母と妻ダブル介護生活

来し方行く末

最近、演奏会エキストラを依頼され、1回の練習と本番に参加しました。場所が八王子と遠いので、デイの帰り時間に間に合わず、2回ともショートステイに預けることにしました。

1回あたりのショートの費用を考えると、頼まれて出るのに割に合わないのですけど、古くからの友人からの依頼ということで2週続けて週末に預けました。

演奏の方はまあなんとかお役に立てたかなと思います。それである意味レスパイトになってるのかもしれません。趣味に時間を割けているわけですから。

泊まりで預けると当たり前ですが、夜はひとりになります。ほんとに静かです。おむつ交換もしなくてよく、オールドケンタッキーホームの呼び出しも鳴りません。ありがたいのですが、逆に慣れてないせいか変な気がします。

36年前に、この場所で中古住宅を買い、親を呼び寄せ、子供が生まれ、5人で暮らしました。23年前に3階建てに建て替えました。かなり頑張りました。父が亡くなり、成人した息子は当然のように家を出て都心に住み、長く夫婦と母の3人で暮らしましたが、その母も今は病院で仙人のようになってしまい、妻も高次機能障害。

その妻を預けた晩、頑張って建てた家に、住む人が減り、部屋がいくつも空いて、自分ひとりが寝ている状況は決して愉快なものではありません。これからどうしようかな、と考えてしまいます。時間はそれほど残っていないので、早く決断しないといけないのですが。持ち主のいなくなった多くの荷物だけが残ったこの家をどう始末すればよいんだろうなとつらつら思いつついつの間にか寝ていました。

おっと呼び出しが鳴りました。